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独立を目指す伊藤夫婦が「軽貨物配達」を選んだワケ

なでしこTOKYOです。 私たちは「キャリーウーマン」という、女性だからできる新しい配達サービスを提供しています。今回は「ゆくゆくは夫婦で独立し、起業したい!」という熱い思いを胸に、日々なでしこTOKYOで奮闘している伊藤夫妻にインタビューを行いました。

 

なぜ伊藤夫妻が軽貨物での独立を目指すようになったのか、そのワケを探ります。

自らの力で切り開いていきたいと思い、独立を意識した

──今日はよろしくお願いします。まずは、前職のお話から聞いても良いですか?

 

伊藤峻介さん(夫):よろしくお願いします。僕は中古遊技機の販売をしている会社で倉庫の管理を任されていました。社長との距離が近い会社だったので色々学ぶことができました。創業と同時に入社して、ゼロの状態から数年で売上が10億を超える会社の成長に携われていい経験ができたと思ってます。

 

──働いている中で独立を意識した瞬間ってなんでしたか?

 

峻介さん:倉庫で働いていた時、創業から関わっていたこともあって社員として働いている感覚よりも、起業してから成果を出すまでのフローを体感した、という感覚の方が強かったですね。なので、お金を稼ぐこと、仕事に対しての考え方が変わりました。そして、人に雇われながら仕事をしていくのではなく、自分で会社をおこし、自分たちの力で新しい領域を切り開いていきたいと思ったんです。

 

──そこで選んだのが軽貨物だったんですね。

 

峻介さん:そうですね。独立してやってみたいことはたくさんあったんですが、資金面や技術等の面から検討した時に、実現が難しいものもいくつかありました。そんな中でも軽貨物はなんといっても車一台、体ひとつで始められる敷居の低さが魅力でした。あとは、自分の親もトラック一台で自営していたのを見てきたので 、感覚的に「軽貨物なら可能性があるかもしれない」と思えたんです。

 

独立するためになでしこTOKYOへ飛び込んだ

──独立を視野に入れた時、奥さんにはどのように話をもちかけましたか?

 

峻介さん:その当時、奥さんも事務職の会社員として働いていました。会社員である以上、長時間会社に拘束されますし、勤務先が中小企業だったのでもらえるお金にも限りがあるなとお互い考えていました。このまま働き続けるよりも多少リスクを背負ってでも個人でドライバーという仕事を始めた方がモチベーションも上がるんじゃないか、と思って独立の話を切り出しました。

 

──奥さんは独立の話をはじめに聞いた時、どう思いましたか?

 

伊藤奈津子さん(妻):ちょうどその話を持ちかけられた時、私は育児休暇明けでした。仕事を変えるタイミングとしてもちょうど良かったので、独立に対して抵抗とかは全くなかったです。一口に事務職といっても私は梱包業の事務員だったので軽貨物の業者さんとも繋がりがあったので、なんだか身近に感じられたのもあるかもしれないです。車も週末に少し運転をする程度でしたが、元々運転することは嫌いではなかったので「やってみよう」と話しました。

 

──なるほど。夫婦で独立を目指せるのは奥さんの理解があるからこそですね。

 

峻介さん:そうなんです。会社を経営していこうとすると、家族のサポートは必要不可欠だと思っていました。奥さんは子育てもあるので仮にがっつり仕事に関わらなかったとしても、僕がこれからやろうとしている事業に理解を示してくれた方がスムーズに事が運ぶと思っていたので本当にありがたいですね。

 

それに、僕は独立ってそんなに仰々しいものではないと思っているんです。夫婦で小さなお店を営むのと感覚としては一緒です。なので、規模の大きな会社を作ろうとは思っていないです。少数精鋭で質の高いサービスを提供できたらいいな、という感じです。

 

──なるほど。そして、独立するための下積みとしてなでしこTOKYOに入社したんですよね。独立を見据えた環境としてなでしこはどうですか?

 

峻介さん:社長がすごく話を聞いてくれるので、安心感がありますね。今はまだ独立後のはっきりした道筋を描けているわけではないので、なでしこで多くの経験を積んでいく中で少しずつ独立計画を具体化していって、一歩ずつ着実に進んでいきたいです。

 

──ちなみに、軽貨物の仕事って女性がやるには大変なイメージがあるのですが実際はどうですか?

 

奈津子さん:今なでしこで働き始めて1年近く経つんですが、ウェディング用品という特殊な荷物を担当して扱っていることもあって体力的に困ったことはないです。なので、女性でもやり方次第では十分に活躍できると思います。

 

軽貨物での独立を決めた今の方が仕事も生活も充実している

──独立するにあたって、夫婦以外の仲間もいるとお聞きしました。

 

峻介さん:以前勤務していた会社の元同僚と、妹も参加してくれることになっています。元同僚の塩谷さんは僕がその会社に入社したときの面接官を担当していました。あらかじめ僕が会社を辞めることを知りつつも、会社に必要な人材だから、と採用していただいたのです。
そして、僕が退職する時に、恩返しではないんですけれど真っ先に塩谷さんに声をかけさせてもらいました。

 

──塩谷さんは軽貨物での独立に誘われて迷いはありましたか?

 

塩谷さん:実は僕も他人から指示を受けて働くのではなく、自分から動いて何かをやりたいと考えていたので迷いなく一緒にやろう、と思えましたね。

 

──奥さんは独立に賛成してくれましたか?

 

塩谷さん:はい。僕は昔水泳のインストラクターをしていたこともあって水泳のスクールを建てたいという夢があって、奥さんにもその話をしていました。なので、その夢を叶えるための一歩として伊藤さんのお誘いを受けようと思う、と伝えた時も「やりたいことをやってね」と背中を押してもらえました。奥さんはイラストが得意なので会社のロゴを一緒に考えてくれたりしています。

 

──実際になでしこでドライバーとして働いてみてどうですか?忙しいですか?

 

塩谷さん:以前の会社では帰りが夜遅くになっていたんですが、今は20時には帰れるようになったので子供をお風呂に入れてあげることができるようになりました。子供が3人いて、子供と一緒に過ごす時間が好きなので育児が出来るゆとりが生まれたのは本当に嬉しいですし、毎日が充実しています。

 

会社設立を実現させるにあたって考えるあれこれ

──なでしこから独立して会社を設立するのはいつ頃を目標にしていますか?

 

峻介さん:独立は軽貨物の仕事を始めてから2年以内、と考えてこの世界に足を踏み入れました。この間働き始めて1年経ったので、この1年以内で独立したいですね。独立のためには車両の購入と維持費、会社の家賃などまとまった資金が必要なので着々と準備を進めているところです。

 

──仕事のスキルもある程度ついたと思うのですが、それを踏まえて独立してもうまくやっていけると思いますか?

 

峻介さん:なでしこさんとは業務委託契約を結んで働いているんですが、個人で動いて働くとこういう感じなんだな、というリアルな部分をこの1年間でだいぶ掴めました。この経験自体が独立への一歩を進めていると確信しているのでうまくいくと思います。

 

──起業したら他社の軽貨物との違いはどうやって出していきたいですか?

 

峻介さん:とにかく真摯に仕事と向き合うことが一番大事だと思っています。サラリーマンであれ事業主であれ、誰かから評価されて初めて仕事を依頼されるようになります。個人で働けるのは会社に属していた時のようなストレスもないけれど、だからといってその環境に甘えるんじゃなくて人のために何ができるか考える意識が大事ですし、そこでサービスの質にも差が生まれてくると信じています。

 

──確かにそうですね。ちなみに、夫婦で一緒に働き始めて感じたことって何かありますか?

 

奈津子さん:以前から仕事の話は夫から聞いていましたが、お互い別の会社で働いていると、どうしても話を聞いているだけではわからないことがありました。わからないことがあると、あまり的外れなことも言えないので何か疑問に思ったり意見したくてもそれを口にすることができないことも多かったですね。けれど、一緒に働き始めるとちゃんと芯を持った上で色々考えて動いているんだな、ということがすごく伝わるようになりました。なので、夫の発言に対して私が思うこともしっかり伝えられるようになりました。

 

峻介さん:仕事も家庭も一緒にやっていくって大変かもしれないですけど、 家庭では奥さんだし、仕事では大事な仲間です。そう切り替えることでどちらも大切にしていきたいと思っています。

 

──最後に、軽貨物の仕事の魅力を教えてください。

 

峻介さん:自分で選択できることでですね。 携わる案件もそうですし、お金を稼ぐという面でも言えると思います。自分のペースで収入やライフスタイルを決められるのはすごく魅力です。例えば、子育てもしている奥さんは夕方に帰れるように仕事をしていますが、僕の場合は家族を養う他に独立のための資金を稼ぎたいので夜の案件を中心に担当する、という感じで働いています。

 

奈津子さん:私は、基本的に一人で行動するタイプでお店行くのもご飯食べるのも一人が好きです。軽貨物はそういう人に向いている仕事なのかなって思います。仕事中は運転に集中してるんですけど、それでもストレスなく自分のペースで楽しめるのがいいです。 仕事中は自分一人なので、自分の時間が持てるんですよね。音楽もかけられますし(笑)

 

──ありがとうございました!

 

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